移動式調理設備と野戦食料をヘリコプターの機外に吊り下げる空輸を、米ニューヨーク陸軍州兵の第369師団後方支援旅団が初めて実施した。航空部隊と組み、地上からの荷の準備と実機への接続を訓練した。
調理設備と食料を機外に吊り下げる
米陸軍によると、第369師団後方支援旅団の兵士30人は航空部隊と協力し、調理設備と食料のヘリコプター輸送を訓練した。機外に吊り下げた荷には、移動式調理設備、コンテナ式の調理設備、野戦食料のパレットが含まれる。
訓練では、争奪下にある地域で孤立した歩兵中隊へ食事を届ける状況を模擬した。調理に使う装備と食料を一緒に空輸する設定のもと、地上要員は異なる形状の荷を飛行に向けて準備した。
重量計算と固定具の点検から荷を組む
実機への接続前に、地上要員は数日かけて車両の重量を計算した。続いてナイロン製の吊り帯と金属製の接続リングを点検し、地上での安全手順を反復した。
野戦給食を担当する中隊の兵士は、航空要員とともに重量のある調理用トレーラーと補給品のパレットを準備した。こうして準備した荷を、ヘリコプターの機外に接続する訓練へ移した。
接続金具と静電気対策を実機投入前に確認
地上要員は荷の接続金具や固定用チェーンを繰り返し確認した。模擬接続では、ヘリコプターの下で静電気を逃がす接地手順も練習した。
兵士はホバリングするヘリコプターへの接続に先立ち、1週間の座学と実地練習を終えた。機体の風圧を受ける場所で作業する前に、荷の固定と接続の手順を地上で確かめる構成だった。
旅団初の実機任務で30人を認定
一連の訓練は、この旅団にとって初めての専用の機外吊り下げ輸送訓練であり、実機による初の空輸任務でもあった。調理設備と食料を扱う地上の後方支援要員が、航空部隊と作業を合わせて荷を運んだ。
旅団は兵士30人を空輸任務に必要な技能で認定した。部隊として初めて実機を使った輸送任務と、作業を担う兵士の認定が今回の到達点となる。