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英国陸軍の長時間監視ドローン、Watchkeeperから50kg搭載のAR5へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    英国陸軍は、最大50kgのカメラとセンサーを運べる長時間監視ドローンAR5の導入段階へ進んだ。

  2. 実現の仕組み

    夜間用赤外線カメラを備える小型機、1分未満で飛行準備が整う機体、長時間監視用AR5が異なる偵察範囲を分担する。

  3. 得られた結果

    AR5は当初6機が発注され、小型ドローンは1,025機を超える納入が完了に近づいている。

  4. 従来との違い

    2014年から使用されているWatchkeeperをAR5へ置き換え、前線用・訓練用の小型機を加える構成へ移る。

英国陸軍は、Watchkeeperを最大50kgのセンサー類を運べる長時間監視ドローンAR5へ更新する。前線の即時偵察と訓練には、1,025機を超える小型機を組み合わせる。

50kgのセンサー搭載量で長時間監視を担うAR5

長時間監視ドローンAR5は、カメラとセンサーを最大50kg搭載できる。英国国防省は、より長い距離と時間にわたって指揮官へ詳細な情報を提供する大型機として位置付けている。

この機体を英国陸軍へ導入する最大4億ポンドの契約は、Tekeverに発注された。長時間の監視とセンサー搭載を一つの機体に担わせ、前線付近で使う小型機とは異なる範囲のISR(情報・監視・偵察)を受け持たせる。

Watchkeeperの後継は6機から最大24機へ

AR5は、英国陸軍が2014年から使用しているWatchkeeperを置き換える。既存の長時間監視システムを延命するのではなく、AR5を後継機として部隊へ導入する更新となる。

発注は当初6機で始まり、2029年までに最大24機へ増える計画である。英国国防省が示した段階は契約と初期発注であり、24機すべての配備完了ではない。

赤外線カメラと迅速な展開を小型機が分担

長時間監視機とは別に、総額1,600万ポンドの契約で1,025機を超える小型ドローンの納入が完了に近づいている。英国国防省は、小型機を兵士が前線でリアルタイムの状況認識を得るための手段としている。

内訳のうちFOXE-NATOは245機で、250g未満の機体に夜間用の赤外線カメラを備える。670機を占めるSkydio X10 INTLは1分未満で飛行準備を整え、最高時速45マイルに達するため、迅速な展開を担う構成になっている。

110機の訓練機を実任務前の操作習熟に使う

残る110機のSONORAは、兵士が実任務で類似ドローンを扱う前の訓練向けに設計されている。実任務用の偵察機と同じ役割を主張するのではなく、操作習熟の段階を受け持つ機体である。

小型機の調達は、英国陸軍のProject Rapstoneに含まれる。この計画は、新技術を産業界から前線へ届ける期間を24カ月以内にすることを目標としており、今回の納入では夜間偵察、迅速な飛行準備、事前訓練を別々の機種へ割り当てている。