モジュール型CO₂回収装置に、年間最大45万トンを回収する新モデルが加わる。従来の上限7万トンを超える大型化でも標準設計を継承し、モジュール化率を90%超に高めた。三菱重工業は、現地作業を減らすことで納期を短縮できるとしている。
年間回収容量の上限を45万トンへ拡大
三菱重工業が追加するCO₂回収装置「CO₂MPACT™ Full-Module」の新モデルは、年間回収容量が最大45万トンとなる。従来モデルの上限は年間7万トンで、今回の製品更新によって、シリーズが対応する回収容量の範囲が広がる。
大型化しても標準設計と量産型の構成を継承
新モデルは、標準設計に基づく量産型のフルモジュール構成を継承する。大型化した装置も、CO₂濃度の異なる幅広い排ガス源に対応する設計となっている。
三菱重工業は、この標準設計によって工期、費用、設備配置などの案件条件を事前に定められるとしている。排ガス源への対応とともに、建設に必要な条件をあらかじめ組み立てられる点が、この設計の特徴となる。
90%超のモジュール化率で現地作業を削減
新モデルでは、モジュール化率が90%超へ引き上げられた。三菱重工業は、この構成変更によって現地作業の効率が改善し、プラント建設で大きな割合を占めてきた現地の作業量が減ったとしている。
道路・鉄道で輸送し、納期を約6~12カ月短縮
大型化した装置を構成するモジュールは、公道を走るトレーラーと鉄道で輸送できる。三菱重工業は、モジュール化による現地作業の削減を通じ、新モデルの納期を従来の建設方式より約6~12カ月短縮できるとしている。