携帯ゲーム機向けのIntel Arc Gシリーズは、Xe3世代の内蔵GPUとXeSS 3の描画機能を組み合わせる。Core Ultra Series 3の設計を基に、コア数や電力管理を携帯機向けに調整した新しいプロセッサ系列だ。
携帯ゲーム機向けにコアと電力管理を調整
Intel Arc Gシリーズは、Intelが新設した携帯ゲーム機向けプロセッサ系列だ。Core Ultra Series 3のアーキテクチャを基に、コア数、電力管理、ソフトウェアを携帯機向けに最適化している。
公表されたCPU構成は、性能重視のPコア2基、効率重視のEコア8基、低消費電力Eコア4基だ。この構成に描画用の内蔵GPUを組み合わせる。
Xe3世代の内蔵GPUが描画を担う
グラフィックスには、最大でXe3アーキテクチャに基づくIntel Arc B390を搭載する。Intelは、このGPUを使うArc Gシリーズがリアルタイムのレイトレーシングに対応するとしている。
レイトレーシングは光の経路を計算して映り込みや陰影を描く処理だ。Arc Gシリーズでは、この描画機能に加えてXeSS 3を利用できる。
XeSS 3が画像拡大、フレーム追加、入力応答を分担
XeSS 3は、XeSS Super Resolution、XeSS Multi-Frame Generation、Xe Low Latencyの3機能で構成される。XeSS Super ResolutionはAIで画像をアップスケーリングし、XeSS Multi-Frame Generationは補間した複数のフレームを追加する。
Xe Low Latencyはゲームエンジンと連携して、プレーヤーの入力に対する応答を速める。Intelは、これらの機能をArc Gシリーズの描画技術として位置付けている。
ゲームの起動と操作に向けた機能も備える
Intel Precompiled Shadersは、対象ゲーム向けに事前生成されたシェーダーファイルをIntelのクラウドからダウンロードする機能だ。Intelは、これにより対象ゲームの起動を速めるとしている。
Windows 11上では、Xbox modeがコントローラー向けの全画面表示を提供する。Intelによると、Arc Gシリーズを搭載する携帯ゲーム機はOEM各社から2026年6月に順次発売される予定だ。