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NASA、ISS有人輸送を3便追加 帰還・救命艇まで含む9億4600万ドル契約

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    Crew-15からCrew-17までの3便が追加契約され、国際宇宙ステーションへの搭乗員輸送枠に組み込まれた。

  2. 実現の仕組み

    契約は地上、打ち上げ、軌道上、帰還・回収の運用に加え、貨物輸送とドッキング中の救命艇能力を一括して対象にする。

  3. 得られた結果

    追加ミッションの準備完了日は2027年と2028年に設定され、契約履行期間は2030年までとなった。

  4. 従来との違い

    NASA向けSpaceXミッションは3便増えて合計17便となり、CCtCap契約総額は59億2000万ドルとなった。

宇宙ステーションに接近する有人輸送カプセルと、ドッキング中の緊急帰還経路を示す概念図
AI生成画像

国際宇宙ステーションへの有人輸送に、SpaceXの3便が追加される。NASAは、地上運用から帰還・回収、貨物、ドッキング中の救命艇能力までを9億4600万ドルの契約変更に組み込んだ。

Crew-15からCrew-17までを輸送計画へ追加

国際宇宙ステーションへ搭乗員を運ぶ商業輸送計画に、3便が追加された。NASAはCommercial Crew Transportation Capability(CCtCap)契約を変更し、SpaceXへCrew-15、Crew-16、Crew-17を発注した。

この追加により、NASA向けSpaceXミッションは合計17便となる。NASAは、異なる2社の商業有人輸送事業者を通じて宇宙ステーションへのアクセスを維持するための契約変更と位置付けている。

地上運用から帰還後の回収までを一つの契約に収める

3便は、確定固定価格方式のIDIQ契約変更として発注された。変更額は関連サービスを含めて9億4600万ドルとなり、地上、打ち上げ、軌道上、帰還・回収の各運用を対象とする。

運用範囲には、各ミッションで運ぶ貨物も含まれる。Dragon宇宙船が国際宇宙ステーションへドッキングしている間は、緊急時に搭乗員を帰還させる救命艇能力も契約サービスとして提供される。

2027年と2028年の準備完了日を設定

追加ミッションの準備完了日は2027年と2028年に設定され、契約の履行期間は2030年まで続く。飛行日だけでなく、各便に伴う地上準備から帰還後の回収までをこの期間内で実施する構成となる。

今回の追加を反映すると、SpaceXとのCCtCap契約総額は59億2000万ドルとなる。3便分の変更額は、この契約総額の一部として有人輸送と関連サービスへ割り当てられる。

DragonとFalcon 9を認証済み輸送システムとして使用

各ミッションでは、Dragon宇宙船とFalcon 9ロケットが最大4人の宇宙飛行士と重要貨物を国際宇宙ステーションへ運ぶ。CCtCapでは、宇宙飛行士を搭乗させる前に、NASAが事業者の宇宙輸送システムを要求適合品として認証する。

NASAは2020年11月にSpaceXを搭乗員輸送事業者として認証した。NASA向け搭乗員交代ミッションの12便目に当たるCrew-12は、国際宇宙ステーションへドッキングして軌道上にある。