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AIで幸福感が向上したとの回答は18.2%、全国2057人調査

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    全国2057人の回答から、AIの利用形態と幸福感の関係を集計した。

  2. 実現の仕組み

    自分でやり遂げたい人を分け、AIと対話・協働する使い方とそれ以外の使い方で回答割合を比べた。

  3. 得られた結果

    AIによって幸福感が向上したとの回答は18.2%、低下したとの回答は6.0%だった。

  4. 従来との違い

    AI利用による自己評価では、思考の自由度と自律性が高まったと感じる人が多い一方、達成感は減ったと感じる人が優勢だった。

自宅のテーブルで紙を使う人と、AIとの協働を表す半透明の手
AI生成画像

AIによって幸福感が向上したとの回答は18.2%だった。私生活での利用率が7割を超える一方、自分でやり遂げる過程を重視する人では、AIとの使い方によって幸福感の回答割合に差が見られた。

AI利用率7割超と幸福感の回答

NECは、全国の15~74歳の男女2057人を対象に、2026年6月にインターネット調査を実施した。私生活でAIを使う人の割合は7割を超えた。

AIによって幸福感が向上したとの回答は18.2%、低下したとの回答は6.0%だった。利用の広がりと幸福感の変化を、それぞれ回答者の申告として捉えた結果である。

思考の自律性と達成感で異なる自己評価

AI利用によって思考の自由度と自律性が高まったと感じる人は多かった。一方、達成感については、減ったと感じる人が優勢だった。

多少手間がかかっても自分の力でやり遂げたい人は55.5%、AIに任せても早く結果を出したい人は44.5%だった。前者に当たるプロセス重視派では、63.7%がAI利用による達成感の低下を感じていた。

対話・協働型の利用で幸福感の回答に差

プロセス重視派のうち、AIと対話・協働して使う層では、幸福とする回答が22.1%、不幸とする回答が5.3%だった。自分で取り組む過程を重視する人でも、使い方によって回答の分布は異なる。

対話・協働型以外の使い方をする層では、幸福とする回答が8.3%、不幸とする回答が5.9%だった。この集計が示すのは利用形態ごとの回答割合の差であり、使い方を変えた効果を測定した結果ではない。

主体性に関する不安で大きい回答差

AIに行動を方向づけられる不自由さ、人と直接話す機会が減る寂しさ、自分の技能が衰える不安では、幸福層と不幸層の回答に17.4~23.5ポイントの差があった。これらは、自分で行動し、人と関わり、技能を保つことへの不安に当たる。

偽情報やプライバシーへの不安に関する両層の差は約3ポイントだった。調査では、不安の種類によって幸福感との結びつき方が異なっていた。