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衛星搭載AIが軌道上で撮影した画像から船舶を検出

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    物体検出装置AIRISは、宇宙用MPUでAIを衛星上で動かす処理を実証した。

  2. 実現の仕組み

    AI搭載データ処理装置と東京理科大学製の地球観測カメラを組み合わせ、撮影画像を検出処理に使う。

  3. 得られた結果

    三菱重工業は、軌道上実証で撮影した海上画像から船舶を検出したとしている。

  4. 従来との違い

    AIRISは小型実証衛星RAISE-4に搭載されて打ち上げられ、軌道上で実証する段階に入った。

衛星搭載の物体検出装置AIRISが、軌道上で撮影した海上画像から船舶を検出した。三菱重工業によると、宇宙用MPUで衛星上のAIを動かす実証に成功したという。取得画像を使った地上での再学習と、軌道上のAIの更新も計画している。

地球観測カメラとAI処理装置を組み合わせる

物体検出装置AIRISは、AI搭載データ処理装置と地球観測カメラで構成される。東京理科大学が開発したカメラで画像を取得し、その画像をAIによる物体検出に使う構成だ。

宇宙用MPUで衛星上のAIを動かす

画像の検出処理を担うのは、次世代宇宙用MPUのSOISOC4だ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が共同開発したこのプロセッサーで、AIRISは衛星上のAIを動かす。実証はAIの動作に加え、SOISOC4自体の軌道上実証も含む。

RAISE-4で海上画像の船舶を検出

AIRISは2025年12月14日、小型実証衛星RAISE-4に搭載されて打ち上げられ、軌道上で技術実証を進めている。三菱重工業によると、この実証で撮影した海上画像から船舶を検出したという。撮影とAIによる検出を、実際の軌道上で実施した成果となる。

取得画像で再学習し、軌道上のAIを更新する計画

三菱重工業は、運用中に取得した船舶画像を使い、AIを地上で再学習する計画だ。再学習したAIで軌道上のAIRISを更新し、画像取得、再学習、更新を通じて性能改善を繰り返すサイクルの確立を目指す。